Rails Girls Gathering Japan 2022での発表を振り返って

こんにちは、まいむです。

12月4日土曜日にオンラインで開催されたRails Girls Gathering Japan 2022 でLT登壇をし、「コードを書くことが怖かった私が本気でプログラミングを勉強して変わったこと」というテーマで発表をしました。

speakerdeck.com

当初は別のテーマで用件定義やテストについて発表しようと考えていたのですが、このテーマだと既にたくさん良い発表がされているなと思い、今の自分がリアルに話せるテーマはなんだろうと考えた結果、プログラミングの勉強で自分が感じていた悩みとそれに対して何をしたかについて話すことにしました。

当日は発表時間が5分だったため、内容を端折ってしまった部分もあり、このブログを通じて改めて深掘りながら振り返りを書きたいと思います。

発表で触れた「コードを書くことが怖い」という気持ちについて

LTの中で、分からないことが解消されないまま積み上がった結果、その状態でコードを書くことが怖いと感じたことについて触れました。 その怖さの正体はサービスに対しての責任と自分の実力のなさが組み合わさった二つの側面があるなと分析しています。

サービスに対する責任については、やはりお客さまに使っていただくサービスを提供するという点で自分が書いたコードにもその一端があるんだといつも意識しています。 私はなんだかんだEC業界でずっとキャリアを積んできた人間なため、システムで問題が発生した際の影響は身をもって経験していて、自分が書いたコードで問題が起きてしまったらどうしよう・・・という自信のなさと組み合わさって「怖い」という気持ちが大きくなってしまったなと振り返っています。

ただ、「怖い」から勉強をやめなかったのは純粋にプログラミングが「好き」「楽しい」と思える気持ちが自分の中にあったためでした。

そのため、業務中にコードを書かなくなっても勉強は辞めなかったし、プログラミングともっと本気で向き合いたいと思いフィヨルドブートキャンプに入ったのでした。

ちなみに「自分が書いたコードで問題が起きてしまったら」という点はつい先週、私の開発箇所が原因で切り戻しが必要な事態を起こしてしまい、現実となってしまったのですが・・・チームのサポートがあってなんとか無事に乗り越え、もし仮に問題を起こしてしまってもきちんと対処し次に繋げられるようにしようと励ましていただきました。

今は怖いという気持ちがなくなったかというと完全にゼロにはなっていなくて、たまにひょっこり顔を出します。 ただ、そういう時は大抵何かがわからない場合の自信のなさだということに気がついたため、(弱音を吐きつつ)「わからない」と向き合うようにしています。

プログラミングは手段なのか

LTの中でプログラミングは手段であって目的ではないと話したのですが、ここは時と場合によって変わるかなと実は思っています。 私は勉強自体が結構好きなため、ある意味プログラミングの勉強を楽しんでいたり、いろいろ調べたりすること自体が趣味?に近い位置にあったりします。 (わからない状態が続くと辛いですが・・・)

そういった部分で考えると手段というより目的の一種なのかなと思いつつ、とはいえ使わなければ意味がないとも思うため手段でもあるのかなとも思います。

LTの中で「手段」と話したのは、プログラミング学習の過程でコードを書くことが怖いと感じていた私自身を振り返った際に過度に早くコードが書けるようになりたいと追い込んでいた自分に対して、何のためにコードを書くのか考えるといいよ〜と今の自分だったら声をかけるなと思い、「プログラミングは手段」としてお話ししました。

プログラミングは手段でもあって目的でもあって、自分自身の生活とは切り離せないなんとも不思議な対象であると今は感じています。

漠然とコードを書くことが怖かったり勉強のやり方で迷いがある人に届いてほしい

今回のLTのテーマはプログラミング学習を始めたばかりの方で私と同じような気持ちになったことがある方がいるのではないかと考えてまとめた内容を本音で話しました。 学習をしていてネガティブな気持ちになることは誰にだってあるし、一人じゃないよ〜というメッセージと、私も今もエンジニアとして胸を張って仕事ができるように勉強を継続してるよ〜一緒に頑張ろう!とちょっと一方的な思いも込めつつw、誰かに届いてくれたら嬉しいなと思っています。