この記事はRails Girls Japan Advent Calendar 2024の22日目の記事です。
2024年の自分とRails Girlsにおける最大の思い出といえばRails Girls Tokyo 16thのオーガナイザーを務めたことです。 振り返ると去年の今頃から準備を始めていたはずで、1年経つのは早いな〜とこの記事を書きながら思いました。
Rails Girls Tokyo 16th後に、しんめ.rbというRubyやRailsともっと仲良くなりたい人同士で一緒に勉強するコミュニティを主催するようになったのですが、この記事ではRails Girlsをきっかけに始めたしんめ.rbの振り返りと今後について書こうかなと思います。
しんめ.rbを始めた経緯
経緯は以下の記事に色々と書いてあるのですが、Rails Girls Tokyo 16thの1日目の終了後に江森さんやスタッフのメンバーと飲みながら自分が思っていたことを話したことがきっかけでした。
当時の記事に書いていないことを補足すると、Rails Girls Tokyo 16thでは「プログラミングへの入り口」というテーマを掲げて取り組んだのですが、オーガナイザーとしての自分の裏テーマにRails Girls後もプログラミングの勉強を楽しく継続できる場所があったらいいな〜というのがありました。
Rails Girlsのワークショップ自体は2日間で終わってしまうため、その後もプログラミングの勉強を継続している人や実際にエンジニアとして働き始めた人が、ちょっと課題を感じていたりする際にふらりと寄れる場所みたいなイメージでした。
私自身はプログラミングスクール経由でエンジニアに転職しましたが、しんめ.rbを始めた頃は自分自身もスキルアップだったり仕事外での学習時間をどうするかだったり悶々としていた時期で、Rails Girls Tokyo 16thの裏テーマと書いておきながら、自分が場所として欲しかったというのが大きかったかもしれないです。
しんめ.rbを開催し始めて
場所にとらわれず参加できるようにしたい
しんめ.rbは2024年3月にお試し開催をした後、4月からは毎週月曜日の21時からオンラインで定期開催しています。
オフラインで集まるコミュニティも増えている中、オンラインにしたのはRails Girlsは東京以外でも開催されているし、エンジニアとして働き始めた人は全国にいるし、自分と同じような課題を感じた方が場所にとらわれず参加できること、毎週開催であるため参加のハードルを下げたいという意図がありました。
現在もいろんな地域の方が参加してくれていて、オンライン開催にして良かったなと思っています。
参加者0人の不安
継続する上での課題というか自分自身の課題でもあったのですが、4月に毎週開催をするようになってからしばらくは参加者が誰もいない回が続いたらどうしよう・・・という不安がありました。
しんめ.rbは私が一人で始めたため、参加人数0人の回が発生することは普通にあり得ます。
今でも頭をよぎることはあるのですが(笑)、「そもそも毎週やっている訳だし、自分も開催できない日もあるし、勉強したいときにふらりと寄れる場所として始めたんだった」ということで0人回があったとしてもしょうがないというスタンスでいることを心がけ、参加管理をしているconnpasにも興味があるテーマの時だけなど気軽に参加してほしいことを書いたら落ち着いてきました。
自分がコミュニティを主催するようになって、参加してくれる方への感謝の気持ちも同様にコミュニティやイベントの運営をやっている方への敬意の気持ちも前より強くなりました。
本当にありがたいことに、たくさんの方が週初めの月曜21時という時間でありながら参加してくださっていて、今も継続することができています。
テーマ選びや準備について
しんめ.rbはRubyとRailsを中心にモブプロ形式で勉強会をやっています。
各回のテーマはRailsアプリのモブプロだったり、ExercismというサイトでRubyの問題を解いたりなどその時々で変えながら取り組んでいます。
この取り組むテーマは自分自身がやってみたいことや参加メンバーの方にやりたいことを聞きながら選んでいます。
各回の準備についてはそれが自分の負担になったら元も子もないので、開催前に取り組むテーマの確認とレジュメを更新する程度で15分から30分程度で終わるようにしています。
(※11月にRails 1.0.0のソースコードを読むというちょっと背伸び企画をしたのですが、その時は事前にある程度進め方を考えておかないと進行が厳しい予感がしていたため週末に予習していました😂)
勉強会当日にエラー解決ができずにその回が終わる・・・みたいなことも実際あるのですが、それ含めてモブプロでリアルタイムでやっている勉強会の醍醐味?かなと思っています。
しんめ.rbを継続していて良かったこと
先にも書いた通りしんめ.rbはオンラインで各地から参加してくれている方が多く、地域Rubyコミュニティのイベントやカンファレンスに参加した際に実際に会うことができ、それがイベント参加の楽しみの一つになりました。
オフラインイベントの懇親会や休憩時間にしんめ.rbに参加してみたいと声をかけてくれる方もいて、コミュニティ内でのコミュニケーションのきっかけにもなっています。
また、私自身については勉強会で取り組んだテーマから発展して試してみたいことやさらに勉強したいことが出てきたり、プログラミングとうまく付き合いながら学習するサイクルを作ることができている気がします。
2025年のしんめ.rb
無理のないペースで2025年も定期開催を続けていきたいと思っています。
引き続き、RubyとRailsをテーマにモブプロをしたりお仕事や勉強についての座談会をやっていくつもりです。
今はHotwireのチュートリアルに取り組んでいるのですが、Kaigi on Rails 2024でも言及があった37signalsのONCEも無料で取得できるものがあるため、実装をみんなで読んだり動かしたりする回もやりたいな〜と考えています。
まとめ
Rail Girlsをきっかけに自分が取り組み始めたしんめ.rbについてを振り返ってみました。
私はRails Girlsのコミュニティがきっかけで色々トライすることができている部分がかなりあるのですが、これはきっと私だけじゃないんだろうなと思います。
そんな最高な場であるRails Girlsですが来年2月に長崎で開催が決まっているようです!
オーガナイザーのsiroさんのブログも開催のに向けての思いがこもっていて素敵です。
また、しんめ.rbは明日の23日が年内ラスト回なのですが、なんと30回目の開催となります!
Hotwireについて勉強する予定なため、ご都合が合う方はこちらについても覗きにきていただけると嬉しいです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました〜!!